母の入院

8月21日、日曜日、実家の母が狭心症の発作を起こして入院した。

ボケもなく、文庫本小説まで読む人だけれど・・なんせ、齢95才

小康状態とのことで、とにかく、新幹線で日帰りで病院へ。少しずつ回復はしているとはいえ、管理された病院の中でのこと。

医師の説明では・・<なんせ、95年も使った心臓ですからね!>・・っと



お見舞いに、絵本を一冊持っていった<マボロシの鳥>
藤城清治の切り絵の絵本。 文章は、爆笑問題の太田光という異色絵本
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藤城清治の切り絵は、思えば小学校へ上がる前、母が取っていた<暮らしの手帳>という雑誌のお話の挿絵だった。このお話を読んで欲しくて母にせがんでいた事を思い出します。

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この本の最後に、歳をとった芸人がつぶやいた言葉、
・・・今さら舞台には立てないが・・・
・・・こうして俺が立っている場所が俺の舞台じゃないなら どこに舞台がある、俺はまだこれからだ・・・

人生という大舞台に誰でもが立っている。心のうちに<マボロシの鳥>を抱いて。
母は、最後の大舞台を生きようとしている。
私たち子ども達は、しっかりと覚悟を決めて、見据えて行かなければならない時に来ているのだと・・・・思う!


入院して、10日、3回の東京日帰り

告別式の覚悟までしていた状態から、
どうやら復活で、チョットだけ気持ちが楽になりました。

先週金曜日は、私のことがよく判らず、ウトウトするばかりで食事もできす、
妄想で、飼い猫が病室に来てると言ってみたり・・で

数日間の事ははあまりよく覚えていない様でしたが・・

昨日の見舞いでは・・・ちょうど昼食、<五分粥に煮魚、おひたし・・>
ベットで体を起こして、しっかり、自力で食べて、ほぼ完食!

新聞のクロスワードパズルまでやろうか、と云う・・・・

<みんなの声が聞こえてるから、あァ・・私の御通夜でみんな集まってくれて居るんだと思っていたら・・生き延びちゃったわよ!>ですって!

聞けば、県外に学会出張していた主治医が帰りがけに、母のもとへ様子を見に立ち寄ってくれ、その診察中に苦しみだして、<心筋梗塞>・・って救急車を手配し先生も一緒に救急車に乗って病院へ行ってくれたとのこと。

で、病院での処置も素早く出来て回復につながったようです。なんて運が強いんでしょう。

大正5年生まれ、関東大震災・第2次大戦、東京大空襲をくぐり抜けた母はやはり、並みじゃあなさそうです。

年が年ですから・・すっかり安心と言うわけにはゆきませんが・・
とりあえずは・・

娘としては、少しでも元気でいて欲しいと願うばかり

できるだけ、時間を作って東京へ通うようにしたいです。



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