夢のまた夢

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zoom RSS 秋刀魚の歌

<<   作成日時 : 2007/08/18 23:36   >>

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あはれ 秋風よ 
こころあらば伝えてよ
ーーー男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食らいて
思いに耽る と。
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さんま、さんま、
そが上に青き蜜柑の酸をしたたらせて
さんまを食らふは その男のふる里のならいなり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あはれ、人に捨てられし人妻と
妻にそむかれし男と食卓にむかえば、
愛うすき父を持ちし女の子は
ちいさき箸をあやつりなやみつつ
父ならぬ、男にさんまのハラをくれむと言うにあらずや。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さんま、さんま、
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
・・・・・・<佐藤春夫・詩>

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スーパーに新物の秋刀魚が並び始めました。
猛暑とは言え・・・・
季節は確実に秋に向って動き初めています。


佐藤春夫のこの詩、「男」は佐藤春夫、「女」は谷崎潤一郎夫人 千代
「女の子」は谷崎夫妻の長女鮎子。
当時、谷崎は千代を虐待する事がおおく、後輩の佐藤春夫は、千代に同情し、やがて同情は愛に変る。
大正10年に発表されたこの歌、
谷崎との親交を断った佐藤春夫が、そんな 辛い胸中を秋風にたくして、詠ったものだという。
佐藤春夫が、千代と正式に結婚できたのは、これから・・10年後昭和5年であったという。


脂ののった秋刀魚、大根おろしと柚子酢をたっぷりで、さっぱりといただきました。
この秋刀魚の 長皿、
秋刀魚を切らずに乗せるお皿が欲しいと、陶芸を始めたばかりのころ、造ったもの。

秋刀魚の季節のなると、活躍してくれます。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
初めまして ひこうちゅうねんさんの所から来ました。谷崎潤一郎は そんな人だったのですか?知りませんでした。細雪や 春琴抄など 感動する小説を書く人がね〜 そうなんですか〜?虐待されていた千代さんが 幸せになってよかった。この詩を読むと 鮎子さんも同時に 幸せになったのですね。よかった〜。
あさがお
2007/08/19 10:16
秋刀魚の姿をそのまま乗せる皿が欲しかったから・・・陶芸を始める一つのきっかけになった。
気持ちのこもった陶芸をされているのですね。
時々見せていただく作品に、色々な思いがこもっていることを改めて実感させていただきました。
Tatehiko
2007/08/20 09:33
あさがお さま
いらっしゃいませ、こんにちは!
昔の作家は結構それで通用していたのでしょうね。
谷崎と、佐藤春夫のいきさつは、結構当時も有名だったようです。
蝸牛
2007/08/20 11:32
Tatehikoさま
もうチョッと、幅があっても良かったかな・・とか、思いつつ、作り直しが出来ず・・でも、毎年この時期活躍するお皿になっています。
これを載せたいから・・こんなもの、そうやって作るのも楽しいです。
蝸牛
2007/08/20 11:36
蝸牛さんへ
サンマ専用の皿、気にいりました。手作りじゃないと手にはいりませんね。サンマの詩久しぶりにみました。夫婦の問題、本当に虐待があったのかどうか、わがままではあったろうとは思いますがね。蝸牛さんの記事、色々考えさせてくれます。
ひょうすけ
2007/08/22 07:17
ひょうすけ さま
夫婦間の事は・・まあわかりませんがね・・
春夫が千代さんに同情したのが、余計問題をこじらせた可能性もありますね。
蝸牛
2007/08/23 18:56

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